治療の流れ

一般的に下図のような順序と期間で治療を行います。以下に症例を例に詳しく説明します。

緊急処置、歯周病診査、カリエスチェック、咬合診査などを行います。口腔内写真とX線写真の記録をとります。
所々歯が抜けて、歯周病が進行しており、また前歯の間も隙間があいてきています。

残存歯の治療を行った後に、インプラント手術前の診査を行います。

もう一度インプラントについての説明をさせていただき、同意を得ます（インフォームドコンセント）。

全身疾患の有無などを内科に対診をとる場合もあります。

通常約１時間程度の手術で、局所麻酔で行います。

術後に確認の為、CT撮影を行います。手術前後の結果をモニターにて説明いたします。術後の腫れやお痛みはケースによりますが、通常２～５日程度で収まります。

手術後は約１～２週で抜糸を行います。

プラスチックの仮歯（暫間補綴物）で慣らした後に、最終的な歯（最終補綴物）を作製していきます。

材質はセラミックや金合金などで作製します。
セラミックは見た目は美しいですが、欠ける危険性があります。金属は見かけは悪いですが、機能的で丈夫です。

材質や歯の色は利点及び欠点を考慮しながら、歯科医師と技工士が患者様とご相談の上、一緒に決定します。

インプラントは、虫歯になることはありませんが、手入れが悪いと歯周病になる可能性があります。そのため、患者様の歯ブラシによるホームケアと約３ヶ月に１度の歯科医院でのチェックとクリーニングが必要です。

初診とは比較にならないほど、審美的、機能的、歯周病学的に改善が見られ、患者様にも満足いただけています。